上腕骨小頭離断性骨軟骨炎 症状

初期症状の乏しい上腕骨小頭離断性骨軟骨炎

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野球は日本でとくに人気の高いスポーツで、大人だけでなくて子供も盛んに行っています。
しかし大人と子供では、見かけの違いがそれほどなくても、身体の構造はかなり異なるのです。
そのため同じプレイをして大人に問題がなくても、子供では問題が生じることがあります。
そうした子供の野球のプレイで発生する問題の一つが、上腕骨小頭離断性骨軟骨炎という疾患です。
上腕骨小頭離断性骨軟骨炎は、肘関節の外側の軟骨が損傷します。
この部分の軟骨が損傷する理由は、投球動作の途中で、肘関節を捻る動作を急激に行うためです。
肘関節を捻る動作を急激に行うと、肘関節の外側の軟骨が、骨に挟まれるかたちで外力を受けます。
この外力そのものは、1回だけであれば軟骨が損傷するほどのものではありません。
しかし投球動作は繰り返し行うことが多いので、何度も軟骨が骨に挟まれて損傷を起こすのです。
軟骨の損傷の程度が進行すると、手術療法を行う必要があります。
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例えば自分の軟骨を別の場所から採取して、それを患部に移植することもあるのです。
しかし早期のうちに治療を開始すると、保存療法でも改善することがたくさんあります。
保存療法の原則は、投球を中止して患部を安静にすることです。
それも数か月安静を要することもあるので、コンプライアンスを得ることが重要になります。
また炎症や疼痛などの症状が強い場合には、シーネなどを使用して、肘関節を固定することも有効です。
このような治療を継続すると、症状が軽減して軟骨が癒合するようになります。
ところが上腕骨小頭離断性骨軟骨炎は、初期に発見することが難しい疾患なのです。
初期に発見することが難しい理由は、初期症状が乏しいためです。
そこで最近は野球をする子供に対して、定期的に肘のチェックをすることが勧められています。
例えばまったく肘の痛みなどがない子供でも、チェックをすることで初期に発見できるのです。
したがって野球をする子供は、定期的に肘のチェックを受けることが大切なのです。
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